記事: 日本の築100年の廃校が劇的な変貌を遂げる🌟 西如嘉祥学校

日本の築100年の廃校が劇的な変貌を遂げる🌟 西如嘉祥学校

近年、日本では少子化の影響で小学生の数が減り、沖縄をはじめ各地で廃校が増えています。沖縄北部の長寿村として知られる大宜味村には、かつて自然に囲まれた小さな小学校「霧香小学校」がありました。1888年に創立され、約5,200人の卒業生を輩出しました。人口減少により、2016年に大宜味村内の別の小学校と統合し閉校となりました。2022年、この廃校は寄宿舎、工作施設、サウナなどを備えた施設として生まれ変わり、活気あふれる学校生活を取り戻しました。日本の小学校生活を体験してみませんか？ぜひお見逃しなく！

西如嘉祥学校

喜如嘉祥学校

喜重加小学校の山上明子校長は、廃校再生のための募金活動をきっかけに、学校の環境保全に貢献することを決意しました。喜重加小学校は、掲示板、黒板、校歌碑など、2つの校舎の創建当時の姿を完全に保存し、日本の小学校生活における「今」を重視する姿勢を反映しています。廃校の再生と再生を通して、地域交流を促進してきました。山上校長は、旧校名「喜重加小学校」の「小」を「翔」（日本語で同じ発音）に改名し、再生後も飛翔と前進を続けることを象徴しています。

長年にわたり、工芸品店、サウナ、カフェテリアなど、数多くの店舗や施設がシルジアシアン校舎に移転し、文化芸術体験も数多く行われてきました。山上氏はこれらの店舗のために、沖縄の民話に登場する妖怪を題材にした短編小説を特別に書き下ろしました。沖縄の神話と校舎の雰囲気が融合し、廃校再生の核となるコンセプトとなっています。シルジアシアン校舎にレトロな雰囲気を添えるだけでなく、自然に囲まれた立地は、訪れる人々をより深く没入させ、伝説の妖怪たちが瞬時に生き生きと蘇らせます。素朴な妖怪たちは、訪れる人々を魅了しようと、一生懸命に働いています。

店舗設備の紹介

山原工芸店

やんばるクラフトワークス

ヤマハラクラフトショップは、もともと小学校の職員宿舎を改装したお店です。沖縄本島北部（ヤマハラ地区）の職人たちの作品を集め、販売しています。沖縄ならではの自然環境が生み出す、個性豊かな工芸品の数々。ヤマハラクラフトショップは、ヤマハラを愛する人々が作品に触れ合える場所を目指しています。

お店では定期的にワークショップや体験会を開催しています。ヤマハラクラフトショップの特徴は、自然素材をふんだんに使っていることです。学校周辺にはアーモンドの木がたくさん植えられているため、アーモンドの葉を使って来場者と一緒にコースター作りをしています。コースター以外にも、アーモンドロープを使ったジュエリー作りや陶芸教室なども開催しています。

ヤマブックス

学校の倉庫を改装したヤマバックスは、「生協書店」と「古書店」を併設しています。生協書店は、複数の人が本棚の一部を貸し切り、お気に入りの本を並べたり販売したりするスペースです（格子状の売店のような雰囲気です）。古本コーナーでは、沖縄の書籍や絵本、ビジネス書など、幅広いジャンルの本を取り扱っています。また、ヤマバックスではイベントも頻繁に開催しており、多くの人が訪れます。日本語がわかる方にもおすすめです。

箱舟

はこぶね

Arkは、手編みハンモックの体験と販売を行っているお店です。すべてのハンモックは100%手編みで、それぞれに個性的な模様とデザインが施されています。ハンモックの心地よさを直接体験できるだけでなく、その場で購入したり、ハンモック編みのワークショップを予約したりすることも可能です。ワークショップは、2時間のハンモック編みのチュートリアルから10時間のダブルベッド編みのチュートリアルまで、6つのオプションをご用意しています。ぜひ、あなただけのオリジナルハンモックを作ってみてください！

フォレストサウナブナサウナ

西路嘉祥校ならではのサウナです。かつては老朽化した焼却炉を改装し、森のサウナとして生まれ変わりました。フィンランド式サウナの定番スタイルでありながら、沖縄の在来植物で装飾されています。サウナの温度は約65～75℃と低温サウナなので、初めての方でも安心してご利用いただけます。サウナと隣接するシャワールームには、天然植物のアロマが漂い、リラックス効果を高めています。これらのスパイスや植物の装飾には、アーモンドの葉、レモンの葉、ベルガモットの葉など、校舎周辺に自生する植物が使用されています。サウナの石を温めるお湯も、アーモンドの葉を1時間蒸して作られています。

担当者の雪野重雄さんは、仕事で疲れた日にサウナに入ったところ、その爽快感に感動し、サウナに惚れ込み、開業を決意しました。デザイナーでもある雪野さんは、サウナ室の配置、構造、照明にまでこだわって設計しました。建物全体が木造で、自然な雰囲気が漂います。サウナ室とシャワー室は自然光のみで薄暗く、窓からは自然の景色が眺められ、セミの鳴き声が森の中にいるような雰囲気が漂い、心身ともにリラックスできる空間となっています。

サウナの後は、ビーチチェアにゆったりと座り、太陽を浴びながら月桃茶をゆっくりと味わう。まさに沖縄のゆったりとした時間を体感できる空間です。個性的でユニークなデザインが特徴的なこのレストランは、オープンからわずか1年で既に高い評価を得ています。

カフェクロニクル

かつて家庭科教室だった建物を改装したカフェは、学生時代の懐かしい雰囲気を漂わせています。メニューは、旬の沖縄野菜をふんだんに使ったチーズサンドやスープが中心で、ベジタリアンの方にも安心してお召し上がりいただけます。コーヒーや紅茶は地元沖縄の業者による提供も受けています。食器や盛り付けは日本の学校給食で使用されているもの、箸も沖縄の伝統的な箸を使用し、まるで日本の小学校の給食タイムを体験できる空間です。

宿泊施設ぶながや

家族や友達と教室で一夜を過ごしてみませんか？そんな時は、教室を改装したこのゲストハウス「ぶながや」へ！ホテルほど豪華ではないかもしれませんが、きっと青春時代の思い出が蘇ってくるはずです。山上さんの話によると、ここは沖縄の山の精霊「ぶながや」が住まいで、温かく迎えてくれるそうです。2025年前半の開業予定とのこと。日本の小学校のような雰囲気を体感できる「ぶながや」に、ぜひ宿泊してみたいですね！

西如嘉祥学校

📍〒905-1302 沖縄県国頭郡大宜味村養命城887

※一部施設は事前予約が必要です。

日本のテレビ番組でも紹介されました！

【琉球放送】RBCニュース
西如嘉祥学校の様々な施設